おいしい映画、第4弾。前回に引き続き「横道世之介」です。
さすが南極料理人の監督さん!かどうかはわかりませんが、この作品も、実に食べるシーン多し。絵に上げたものの他にも、真夏に水桶に足つっこみつつラーメンを啜る場面とか、居心地の良い加藤くんの部屋で、自分のサンバサークルのビデオを繰り返し再生しているお邪魔虫な世之介に、加藤くんは大きなスイカを切って出して上げるとか…
世之介が、クリスマスに彼女・祥子さんを部屋に招待する場面は、こたつの上にフライドチキンやらサラダやらを、精一杯ゴージャスに並べ立てているのが微笑ましいし、なかなか美味しそうです。そしてたった二人なのに、祥子さんは立派なケーキをホールごと買って現れるのです。
そういえば、デキちゃった婚で大学をやめてしまった、サークル仲間の倉持くん・唯ちゃんの16年後のシーンは、2003年のある日の晩ご飯でしたっけ。
「横道世之介」 2013 監督=沖田修一