10月28日に、山種美術館で「竹内栖鳳展」を観てきました。
前期後期で作品が一部入れ替わるので、後期を見てからブログをアップのつもりが、開催期間を間違えてました。年内いっぱいと思っていたら11月までだった…残念… ただ、見たかった『班猫』は堪能しました。
久しぶりに山種へ出かけようと思ったきっかけは、実はドラマ。相棒season10、第2話?あたりで水谷豊扮する杉下右京が、警察庁幹部の石坂浩二との待ち合わせ場所に、この美術館を指定します。「この『輪島の夕照』が僕は好きでねぇ」などと言う石坂浩二の後ろに、奥村土牛『鳴門』が映っている! やたっ、これを今見られるのか!と検索しましたが、放映が10月ならば当然、撮影は夏(当たり前!)、終わってました… でもその代わりに竹内栖鳳展を見つけた次第。
特に生き物が良いです。落語「抜け雀」ではありませんが、鴉も蛙も兔も猿も、絶対に夜動いていそう。あと、墨で描かれた風景も好きですね。
日本画好きの母の影響で、昔から画集や竹橋の近代美術館の常設を見たりしましたが、ホワイトスペースや物の削ぎ落としなど、グラフィックに通じる部分がとても多くて興味深いです。
「竹内栖鳳」 山種美術館 2012年9/29〜11/25